受験勉強での失敗談&学生時代に勉強でやり残したこと

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医師家庭に育ったが、医学部の受験勉強がつらすぎた

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私の家は代々の医師家庭です。祖父は産婦人科医で、父も母も内科医というまわりは医師だらけの家です。叔父たちも医師、いとこたちも医師という環境です。

医師になれと言われて育った環境

わたしも小さい頃から、医師になれと言われて育ちました。たしかに尊敬される素晴らしい仕事です。

私には兄が一人いて、器用な秀才タイプでした。

塾でもよく模擬試験で成績優秀として表彰されたりしていて、医学部にもあまりガツガツ勉強せずにあっさりと現役で合格しました。

私は兄のように器用な秀才タイプではありません。何をやるにも慎重なじっくりタイプです。

医学部に強いと言われるお茶の水の塾

塾は医学部に強いと言われるお茶の水の塾に入りました。

周りは当然医学部を目指す秀才秀才ばかりです。その中でのんびりやの私は医師家庭にうまれたばかりに当然のように医学部を目指すことになりました。

その塾にひとり、男子高に通う、スポーツマンタイプの子が目をひきました。

彼は眼鏡をかけていなかったからです。驚くことにその塾の眼鏡率はほぼ100パーセントで、眼鏡をしていないだけでかなり目立つ存在でした。

眼鏡をかけていない男子と仲良くなった

たまたま話すきっかけがあり、次第に仲良くなっていきました。私は彼に会うのが楽しみで仕方なく、喜んで塾に通いました。

ただ、成績はなかなか上がりません。模擬試験の度に落ち込む毎日でした。それを励ましてくれたのが彼でした。

数学が得意で、私に教えてくれるようになりました。

時間がある時は、図書館や自習室で一緒に勉強をしました。彼はテニス部の部長をしているだけあってとても気くばりが上手で、うまくやる気にさせてくれるのです。

もちろん塾の先生方もプロでしたが、私は彼に頼るようになっていきました。

彼から別れを切り出された

しばらくすると急に彼から別れを、切り出されました。ふたりで勉強をするのはもうできないと言うのです。

どうやらかえりを心配した両親に、わたしとの勉強がばれてしまい、もう反対されたようでした。

私は泣いてすがりましたが、彼の意思も固く、私も内心、彼の勉強時間を奪っているのではないかという罪悪感があったので、しぶしぶ提案を受け入れました。

塾に行けば彼が彼の顔をみつめ、苦しくなる日々が続きました。次第に塾を休むようになりました。親には嘘をついて、図書館で勉強したり、ファミレスで勉強をしたりしました。

別の医学部に強いところに転塾

しかしそんな勉強の仕方で成績があがるはずがありません。私もこれではいけないと思い、親に塾を変えて欲しいと頼みました。結局別の医学部に強いと言われているところに転塾をしました。

そこの講師はなんだかスパルタで、私にはあまりあいませんでした。しかし、頑張るしかありません。自習室にこもって何時間も勉強をしました。過去問も先生に添削を頼み、何年分も繰り返しやりました。

暗記も苦手なので、努力のわりには成績はあがりませんでした。そして医学部受験の日、会場に彼の姿をみつけました。

もともと志望校は同じだったのですが、まさか会えるとは思わず試験の緊張感はどこへやら、私は幸福感に満たされていました。

体調もよく、試験はできたと思いました。きっと合格できる!と自信たっぷりでした。

受験に失敗し浪人へ

発表の日、私の番号はありませんでした。彼は見事に合格をしていました。私は思いっきり泣いて、翌日に目が開かなかったくらいです。今でもあのときの事が夢に出てきます。

勉強をせずに本番を向かえて焦る夢や、掲示板の前で自分の番号がなく立ち尽くす夢などです。

私は私立も落ち浪人する事になりました。彼と会ったのは浪人が決まり、報告したのが最後です。

その後も医学部に絞って受験しましたが、結局私はどこの医学部にも入る事ができませんでした。

仕方なく、滑り止めにうけた、私立大の畑違いの学部に入学しました。彼からおめでとうのメールをもらいました。

彼はまもなく国家試験にも受かり順調に医師の道を歩みはじめ、今ではそこそこ大きな病院の消化器外科の医師として、頑張っていると聞きました。

結婚したが、自分だけ医学部に落ち、医師になれないことが・・

私は今は結婚して、仕事もやめ、普通の主婦になりました。夫も会社員で、医師家庭とは縁がありません。

正直なところ、自分だけ医学部に落ち、医師の道に行けなかったことは今でも劣等感です。

親戚の集まりでも少し卑屈になっている自分がいます。ただあのとき彼に会わなければ、塾を変えなければ…と後悔する自分がいます。

もしかしたら受かったかも知れないとどうしても思ってしまうのです。彼の活躍を耳にする度に心がちくちくしてざわついてしまうのです。

まとめ:自分の叶えられなかった夢をいつか

わたしにとって医学部に挑戦して頑張った事はけっして無駄ではなかったと思います。

むしろあの経験があったから精神的に幼かった自分が成長できたのだと思います。

しかし、今、まだ小学生の息子に対して、医師になれとすすめる自分がいます。

息子のために言っているのか、自分の叶えられなかった夢を押し付けているだけではないのかと悩みつつ、医学部にこだわる自分の気持ちを変える事ができません。

わたしはやはりあの悲しかった受験の思い出をひきずっている気がします。

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